3日目

4月17日 船の手配のあいだ

天候や波の具合、船の都合によって出立の日程が左右されることもあるため、船の手配は思いのほか時間がかかるもの。

 

黒崎は上方への渡海船が発着する港を持つ宿場町でもありました。

黒崎に逗留することになった旅の御一行は船を待つ間、お寺や城跡など黒崎ゆかりの地を見物してまわった様子。

 

旅先で名所旧跡を訪ねたり、その土地の賑わいに触れることは当時の旅の大きな楽しみでもありました。先を急ぐだけではない、こうした寄り道や街歩きこそが旅の醍醐味だったのかもしれません。

~この日のルートをチェック!~

徒歩で黒崎を散策

光圓寺~正覚寺~黒崎城跡

光圓寺(光円寺)

光圓寺は明応2年(1493年)、義勝上人によって花尾山麓に開創されたという由緒あるお寺。

歴史ある立派なお堂

正覚寺

江戸時代初期に創建され、黒崎宿の歴史とともに歩んできた由緒あるお寺。

門前には親鸞聖人の立派な銅像が
境内の美しい槇の並木

黒崎城跡

 
「井上周防之房が城主を務めた黒崎城跡があるという山」は「城山(じょうやま)」のこと。城山にはかつて福岡城の端城の一つであった黒崎城がありました。その歴史は短命なもので、今では石垣がわずかに残るのみとなった黒崎城。城主は井上周防之房(いのうえすおうゆきふさ)。城下町として整備を進めていたものの、元和元年(1615年)幕府による一国一城令により、黒崎城はわずか十数年でその役目を終えることになりました。
現在は城山公園として整備され、春には桜満開のお花見スポットとして市民の憩いの場になっています。また、展望台からは今でも洞海湾や黒崎の街並みを見渡すことができます。
黒崎城跡の石碑
山頂にわずかに残る石垣
展望台からの景色