パソコン用の記録メディアを簡単に紹介します。
※ この記事は10年ほど前に作成しました。 古い情報も含まれていますが、参考までに御覧ください。
磁気ディスク
◆ フロッピーディスク
古くからパソコンに使われている記録媒体です。
かつては8インチという巨大なものでしたが、5インチ、3.5インチと小型化しました。
一般的に容量は1.44MB(2HD形式)が主流ですが、現在はほとんど使われなくなりました。
◆ ハードディスクドライブ(HDD)
ほとんどのパソコンで使われている、記録媒体です。
ハードディスクそのものが器械(ハード)であり、大容量かつ高速というメリットがあります。
機械的なトラブルが懸念されます。
他に、Zipなどあまり普及しなかったメディアがあります。
また、磁気テープなどはバックアップのメディアとして使われています。
光磁気ディスク
◆ CD
種類 | 容量 | 追記型/繰り返し | 備考 |
CD-R | 700MB/650MB | 追記型 | |
CD-RW | 700MB/650MB | 繰り返し記録 |
※ 12cmサイズの場合
700MB以上記録する記録方法もありますが、規格外の方式となります。
(その他)
音楽CDはCD-DA、読取り専用のディスクはCD-ROMと呼ばれます。
◆ DVD
種類 | 容量 | 追記型/繰り返し | 備考 |
DVD-R | 4.7GB | 追記型 | 普及しているタイプ |
DVD-R DL (二層式) | 8.54GB | 追記型 | |
DVD-RW | 4.7GB | 繰り返し記録 | |
DVD-RAM | 4.7GB | 繰り返し記録 | |
DVD+R | 4.7GB | 追記型 | |
DVD+R DL (二層式) | 8.54GB | 追記型 | |
DVD+RW | 4.7GB | 繰り返し記録 |
※ 12cmサイズの場合
全てが完全互換ではありません。
現在の多くのパソコン、DVD読取り装置では全てのメディアに対応しています(DVDハイパーマルチ )
ひと昔前の機器では一部のメディアにしか対応できない場合があります。
(その他)
映像用はDVD-Video。 読取り専用のディスクはDVD-ROMとなります。
また、デジタルテレビ放送を録画するためのディスクは別物となります。(BDも同じ)
◆ BD(ブルーレイディスク)
種類 | 容量 | 追記型/繰り返し | 備考 |
BD-R | 25GB | 追記型 | |
BD-R DL (二層式) | 50GB | 追記型 | |
BD-RE | 25GB | 繰り返し記録 | |
BD-RE DL (二層式) | 50GB | 繰り返し記録 |
※ 12cmサイズの場合
家電製品(映像関係)ではBlu-ray -Videoの普及が見込まれていますが、
パソコンの記録メディアとしてはいまだ爆発的な普及には至っておりません。
※ 2018年現在、3層式100GBの容量のあるメディアも販売されています。
◆ MO
MO | 128/230/640/1300MB~ | 繰り返し記録 |
大容量メディアとして一時期は普及していましたが、近年では容量の限界や読み込みスピードなど劣るため減少傾向にあります。
耐久性などに優れ、バックアップのメディアとしてはDVDなどより優れています。
上位規格のものが研究、開発されていますが、普及のメドはたっていません。
その他の記録メディア
フラッシュメモリ
取り扱いが簡単なことから、USBメモリなどが爆発的に普及。
用途によってはディスクメディアに変わる記録媒体となっています。
詳細は次回以降で。
※ネットワーク環境が整備され、クラウド型の保存方法が広く普及しています。 PCやスマホタブレットの使い方、記録方法も大きく変化してきました。