写真フィルム

デジカメの普及によってその数は激減してしまいましたが、従来のカメラで撮った映像はフィルムに記録されていました。
感光剤の化学反応を利用してフィルムに映像を残す仕組みになっています。

色の表現でわけると、モノクロ(白黒)とカラーフィルムがあり、それぞれポジ(リバーサル)、ネガフィルムが用途によって使い分けられています。
(ポジは色がそのまま表現されるフィルムで、ネガは色が反転するフィルムです。)

フィルムのサイズにはいくつもの規格がありますが、一般家庭用向けのカメラでは35mmフィルムカメラが主流となりました。 それよりも大きなブローニサイズ、大判サイズのフィルムは、業務用や愛好会の間で使われています。
以下に、主なフィルムサイズを紹介したいと思います。

名称
サイズ
備考(通称など)
ロールフィルム
長いフィルムを巻いて使う形態
35mm(135型)
24x36mm
半分のサイズで撮影するハーフサイズもあります。 ※1
ブローニー(120型) カメラによってフィルムのサイズが使い別けられます。下記以外にも大きさがあります。
6x4.5(cm)
42x56mm
ロクヨンゴ、セミ判(6x9サイズのハーフ)
6x6(cm)
56x56mm
ロクロク
6x7(cm)
70x56mm
ロクナナ
6x8(cm)
76x56mm
ロクハチ
6x9(cm)
84x56mm
ロクキュー
シートフィルム
大判カメラ用のフィルム(一枚のシート)。他にもレントゲンフィルムなど
4x5(インチ)
96x120mm
シノゴ
5x7
120x170mm
ゴヒチ
8x10
193x243mm
エイトバイテン

※1 1996年に従来の35mmフィルムより小さく、カードリッジに納められたAPSフィルムカメラが登場しました。

 

高機能なデジタルカメラの普及によって、一般用からプロ用まで、その数は大きく減少しています。 デジタルカメラの性能は従来のフィルムカメラを遙かに上回るとも言われていますが、フィルムカメラならではの良さが失われてしまわないように、あらためてフィルムカメラを使ってみてはいかがでしょうか。

(2009年6月作成)